平成19年 第5回公演
口上
葛畑三番叟
葛畑三番叟は雪に埋もれながら春を待ち、田畑で種をまき、慈しみながら万物を育て収穫する喜びと葛畑の自然の移ろいを表現する三番叟です。
祇園小唄
祇園小唄は、今でもお茶屋で芸妓さんや舞妓さんが舞いをします。
また歌舞練場の舞台でも流れ、古典的な名曲です。
舞踏会でもよく踊られる定番です。
手習子
おませな町娘が、日傘をさして寺子屋帰りに、のどかな春の陽を浴びながら、蝶を追ったりして道草をする様子を表現した演目です。
着物の肩上げもまだ取れないような少女が、恋についてはいっぱしの大人のように踊るさまは、そのおませさがかわいらしさを引き立ててくれます。
新町井筒屋の場 ~封印切~
「新町井筒屋の場 ~封印切~」飛脚問屋の養子 亀屋忠兵衛は、新町の遊女 梅川と深く言い交わした中でした。
梅川を身請けするには、二百五十両のお金が要ります。
しかし、手付けの金五十両を打ったものの、梅川を身請けする金はできず、このままだと、同じく梅川に想いを寄せる友達の八右衛門が身請けすることになってしまいます。
今日もお屋敷にお金を届けるはずの忠兵衛は、うかうかと新町井筒屋に来てしまいました。
つかの間の梅川との逢瀬を楽しむ忠兵衛でしたが、八右衛門の悪口に乗せられ、お屋敷に届ける金の封印を切ってしまいます。
その金で梅川を身請けした忠兵衛ですが、公金横領は死罪です。
梅川と手に手をとって落ちていきます。
梅川を身請けするには、二百五十両のお金が要ります。
しかし、手付けの金五十両を打ったものの、梅川を身請けする金はできず、このままだと、同じく梅川に想いを寄せる友達の八右衛門が身請けすることになってしまいます。
今日もお屋敷にお金を届けるはずの忠兵衛は、うかうかと新町井筒屋に来てしまいました。
つかの間の梅川との逢瀬を楽しむ忠兵衛でしたが、八右衛門の悪口に乗せられ、お屋敷に届ける金の封印を切ってしまいます。
その金で梅川を身請けした忠兵衛ですが、公金横領は死罪です。
梅川と手に手をとって落ちていきます。